最近では、子供が幼いうちから
日焼け止めを使用したいと考える母親が増えています。
かつての常識、日光浴の重要性は崩され、
子供の頃から紫外線対策が必要であることが
明らかになってきました。
そして、子供に使うモノはしっかりたものを
選んであげたいですよね。
というわけで今回は、
日焼け止めの成分について
特に紫外線吸収剤と紫外線散乱剤について色々調べましたので
ご紹介したいと思います。
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日光を浴びるのは大事。でも・・・。
紫外線の必要性としては、
骨形成などに必要なビタミンDの生成があげられます。
しかしそれも1日15分、
直射日光を浴びる程度で十分であることがわかってきました。
つまり、長時間の日光浴などはむしろ有害と考えるべきでしょう。
紫外線の危険性
逆に紫外線は皮膚の老化をおし進めるだけでなく、
皮膚がんの原因になると言われています。
また、皮膚の免疫力を低下させ、
感染症にもなりやすくなります。
紫外線は晴れた日でなくても、
曇りの日でも浴びていますし、室内でも浴びています。
したがって、日焼け止めは
大人になってから使用するもの、という概念は捨てて
子供の頃からしっかりと日焼け対策を行うことが重要です。
日焼け止めの成分は?
それでは、どのような日焼け止めを選ぶべきか考えてみます。
まず、日焼け防止剤には
紫外線吸収剤と紫外線散乱剤があります。
紫外線吸収剤って何?
紫外線吸収剤は、紫外線を吸収し、
熱や赤外線に変換して放出して、
皮膚に浸透するのを防ぐため化学的な仕組みとなっています。
また紫外線散乱剤と比較して、
紫外線防御力に優れているだけでなく
透明で白浮きしない、さらさら、汗に強いなど
使用感が良いのが特徴です。
ただデメリットもあり、
化学変化を肌の上でおこすため
それが刺激となって肌にトラブルを起こす原因となる
可能性がまれにあります。
最近では、紫外線吸収剤が直接肌に触れないように
マイクロカプセルに閉じ込め、
肌への刺激を軽減した製品もでてきました。
紫外線吸収剤の成分としては、
メトキシケイヒ酸オクチル、
ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸オクチ、
ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、
t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、
オクチルトリアゾン、
パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル
などがあります。
紫外線散乱剤って何?
一方、紫外線散乱剤は、
主にパウダー(散乱剤)が肌を覆って、
紫外線を乱反射させて肌への吸収を防ぐ、
物理的な仕組みとなっており、
一般的には肌に優しいと言われています。
ただこちらもデメリットがあり、
紫外線散乱剤は白浮きする、ベタつく、汗に弱いなどの
短所があります。
成分としては、
酸化チタン、
酸化亜鉛
などがあります。
製品により、どちらかを配合している場合と、
両方配合しているものがあります。
では、どちらを選べばいいの?
日本国内で販売されている日焼け止め製品は、
日本の薬事法に基づき販売されているのだから、
どれでも安全である、という考え方もあります。
しかし、大手メーカーの製品を比較しても、
一般的な商品には紫外線吸収剤のみ、
あるいは紫外線散乱剤と両方を配合。
敏感肌用、子供用と全面的に訴えている製品については
紫外線散乱剤のみが使用されているものが
多く見られるのが事実です。
これらのことを考えても
やはり、肌にトラブルがある人や、
子供には成分表示をしっかり確認して
製品を選ぶことが重要になります。
(つまり、お子様、敏感肌の方は
紫外線散乱剤のみ配合された製品を選ばれた方がいいでしょう。)
まとめ
今回は、日焼け止めの成分について
ご紹介しました。
肌が弱い方、小さいお子様に使われる場合などは
ちょっとした刺激でも肌に炎症を起こしやすいものです。
成分をよく確認してから使うようにしましょう。
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